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誰が為に心臓を捧げる【進撃の巨人】

第77章 #77 私は強い



「そんな…」
「奴ら船を狙いだしたか。あれじゃ二人共…出港準備まで保たないぞ」

様子を見ていたピーク達、兵士らが船を狙い出したために不安が襲う。
するとそれを見ていたファルコが呟いた。

「オレも戦わなくちゃ…顎の巨人の力を使って…」
『それはダメ。初めての巨人化は上手くいかない』

ピークがファルコを止める。
まだ巨人化したことがないファルコ、加えピークの言う通り初めての巨人化は自我がなくなり上手く制御する事が難しいのだ。

「でもこのままじゃ!!」
『私に任せて。私はあなた達を船に運んだ後、戦闘に加わる』

しかし戦闘は激しくなるばかり。
ファルコは意を決してピークの背中から飛び出した。

「オレじゃなくてガリアードさんだったら…こんな所でウダウダ悩むことも無かったのに!!」
「ファルコ!!」

『先に船に行く』


とにかく背中に乗せている者達を船に連れて行かねば戦闘に参戦できない。
ピークはファルコを追いかけず、船へと向かった。

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