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誰が為に心臓を捧げる【進撃の巨人】

第76章 #76 証明するために



「何にせよここで飛行艇を飛ばすことは出来ない。船に石炭はあるか」

マガトが整備士達に声を掛けた。

「は、はい!しかし出港までに30分は…」
「15分でやれ!!お前らが死ねばヒィズル諸共世界は滅亡する!!心して掛かれ!!」

「俺は兵長達を呼んできます!!」
「私はミカサに知らせる!!あ、ジャン、リリアも一緒にリヴァイの所に…」

「大丈夫!」

リリアはニッコリ笑ってハンジとジャンを見た。

「私も戦うから!」
「リリア!」
「大丈夫!!私、強いもん!」

ハンジとジャンが顔を見合わせる。
やはりいつもと違う。
しかし考えている時間はない、止めても今のリリアは言う事を聞かない。

ハンジは無茶をしない事を約束にリリアも連れて地下から飛び出した。



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