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誰が為に心臓を捧げる【進撃の巨人】

第69章 #69 もう一人のお兄ちゃん



「アルミン?リリア兵長どうしたの?どうして巨人化が止まったのか分かるの?」
「うん……」
「マジか?!何でだ?!」
「僕の口からは言えない。リリア兵長が……受け入れられてないみたいだから」
「え?」
「でもどうしてエレンがリリア兵長に本当の事を話したのかは分かった……気がする。おそらく兵長を守るための保険だ。そして僕達はエレンが安楽死計画に否定的な事を飛行船の中で気付くべきだった」

アルミンの言う事の意味が分からない。

「エレンが飛行船内でリヴァイ兵長の蹴りからリリア兵長を庇った時点で分かっていれば……もしかしたら…いや…結果は変わらなかったかもしれないけどエレンへの疑問はなかったかもしれない」
「アルミン、意味が分からねぇよ」



エレン、君がどうやってリリア兵長の事を知ったのかは見当が付かないけれど
君はリリア兵長の新しい命を守ろうとしていたんだろ?

安楽死計画なんて最初から否定していて
リリア兵長は必ず戦いに関わってくるから、君なりに小さな命を守っていたんだろ?

だから飛行船で庇ったし、本当の事を話しておけばイェーガー派からは守れる。

そうでしょ?エレン……
そうであってくれ……



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