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誰が為に心臓を捧げる【進撃の巨人】

第65章 #65 叫び



その時だ。
ジークが大きな声で叫び声を上げた。


「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
「っ?!」


その瞬間、体中に電気が走ったような感覚がリリアを襲った。
木の上にいた兵士達の体から次々と眩い光が発せられ、それはリリアの体にも起こった。

そしてすぐに理解した。


巨人化する、と



リヴァイに絶望感が襲う。



嘘だろ?
冗談だろ?



リリアは光を放つ自身の体を見た途端リヴァイを蹴り飛ばした。
この至近距離で巨人化したらリヴァイを巻き込み大怪我をさせてしまう、下手をすれば死ぬだろう。


「リリア……」


必死に手を伸ばしたが届かない。
眩い光はリリアの体全体を包み、爆風がリヴァイをさらに吹き飛ばした。


「やめろぉぉぉぉぉ!!!!リリアーーー!!!」


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