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誰が為に心臓を捧げる【進撃の巨人】

第7章 #07 実験と訓練



目を覚ますと天井が目に入り、リリアは首を傾げた。
自分は広間で寝ていたはずではなかったか。

身体を起こし広間へ降りると、リヴァイ班の皆が朝食を摂っていた。
リリアがいた事を知らなかったオルオとグンタ、エルド、エレンが目を見開く。

「リリア兵長?!どうしてここに!!って、おはようございます!!」
「おはよう、広間で寝てたはずが瞬間移動してた」

リヴァイが視線を合わさないまま紅茶を飲んでいる。

「リリア兵長、すぐにお食事出せますから一緒に」
「あ、いや、大丈夫。このまま出るから」

ペトラの誘いを笑顔で返すと、リリアはエレンを見た。

「エレン、体調は大丈夫?」
「は、はい!ありがとうございます」

あまり元気のないリリア、それは誰しも気付いた。
するとエルドがリリアに声を掛ける。


「リリア兵長、良かったら今日も俺たちと一緒に訓練しませんか?」
「え?」
「今日もエレンと馬で掛けるので、良かったら一緒に。ほら、天気も良いし」

なっ?とエルドが全員に同意を求め、皆はうんうん、と頷いた。
リリアがリヴァイを見ると彼からは好きにしろと返ってきた。


「じゃあお邪魔させてもらうね」



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