• テキストサイズ

誰が為に心臓を捧げる【進撃の巨人】

第7章 #07 実験と訓練




「エーレーーーン!!!その腕触っていいーーー??」


遠くからハンジがキラキラと目を輝かせながら走ってくる。

「ハンジさん!!ちょっと待って!」

エレンの静止も聞かず、ハンジが巨人の腕を触る。
その瞬間、ジュウっとハンジの手から煙が出た。
リリアが目を見開く。
巨人の体はあれほどの蒸気が出るほどかなりの高熱なのだ。
生身の人間が触れてしまったらどれだけの火傷を負うか。


「あっっっつい!!!皮膚ないとクソ熱いぜ!!!これすげー熱い!!!」

熱いといいながらも嬉しそうなハンジに皆が固まる。
するとエレンは手を引き抜こうと力を入れた。
力一杯引き抜いたエレンは巨人から抜け地面に向かって落ちたが、リリアが地面に落ちる直前にエレンを抱き止めた。

「エレン、大丈夫?」
「リリア兵長?!す、すみません!!」

エレンは肩で息をしており、体力的にも精神的にも疲れたようだ。
リヴァイが近付き声を掛ける。

「気分はどうだ」
「あまり……よくありません…」


/ 1014ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp