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誰が為に心臓を捧げる【進撃の巨人】

第52章 #52 約束



部屋に戻るとリリアが飛んで近付いてきた。
期待の眼差しでリヴァイを見つめている。


「どうだった?」
「休み貰った」
「やったーーー!!デートだ!!」
「そんなに嬉しいか?」
「うん!!だってまだリヴァイと二人でお買い物行ったりしたのスカーフ買いに行った一回だけだよ?」

そう言われればそうだ。
破れたリリアのスカーフを買いにエルヴィンに許可を貰い買い物に行ったきりだ。
かなり期待して待っていたのだろう、リリアの出発準備は万端、これで休みが取れなかったらとんでもない事になる所だった。

「待て待て待て、俺の準備が出来てねぇ」
「早く!早く!!」

珍しく急かすリリアにリヴァイは急いで準備をした。

この日は天気が良く快晴だ。
街は賑やかで人通りも多い、二人は逸れない様に手をしっかり握り歩いた。
しかしリリアが違和感を感じる。何やらリヴァイの手の握り方がおかしい。
時々指を探る様に摘んでくる。

「リヴァイ?指摘むの何?」
「あ?」
「指グリグリしてくる」
「そうか?気のせいだろ。それよりお前はどこか行きたい所あるか?」

リヴァイに聞かれリリアは待ってましたと笑って答えた。

「服!」
「分かった」


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