• テキストサイズ

誰が為に心臓を捧げる【進撃の巨人】

第51章 #51 偽物の好き



その頃、ハンジとリヴァイは渡された報告書を見ながらため息をついていた。
パラディ島はヒィズル国を介して他国との対話を求めていたが、それが失敗したという報告だった。


「ダメだったか……何となくそんな気はしていたけど」
「上手くいかねぇな」
「ふぅ……とにかくエレン達の所に行こうか。報告を待っているだろうし、それに……」

ハンジがリヴァイを見て笑う。

「そろそろリリアが心配になってきたんじゃない?」
「あ?なるかよ、線路作ってるだけだろうが」
「あはは!!ほんとー?遠目から見たけど麦わら帽子被ったリリアは本当に可愛かったなぁ〜。しかもあの肩掛けカバンがまた似合う似合う!」

鋭い目付きでリヴァイがハンジを睨む。
そんな彼を見ながらハンジは再び笑った。

/ 1014ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp