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誰が為に心臓を捧げる【進撃の巨人】

第1章 #01 就任



呼び出されたリリアはハンジの部屋にいた。
ハンジ・ゾエ、調査兵団の分隊長を務めている人物だ。
別名"巨人博士"と呼ばれており、巨人への好奇心が強く話し出したら止まらない。

しかしリリアとは仲が良い。


「ハンジ、呼んだ?」
「呼んだ呼んだ!」

ハンジの隣には金髪の大柄な男の姿も。
ミケ・ザカリアス、この男も分隊長だ。彼は調査兵団No.2と言われる程の実力者、鼻が効き、巨人の匂いも嗅ぎ分ける。
二人共長く調査兵団におり、エルヴィンの良き理解者だ。
リリアが兵団に入った頃から彼女を見守り続けてくれている。

「ミケも!どうしたの?」
「実はさ、リリアの昇格祝いしようと思ってね!」
「えっ?!」
「本当は兵団全員で……と思ったけどそれはリリアが嫌がりそうだから身内だけで!まぁ、昇格祝いと言っても一緒にいつものご飯ワイワイしながら食べるだけだけどね」

ふふふ、とリリアが笑う。

「喜んで!嬉しいよ、ありがとう!」
「詳細はまた今度!エルヴィンにでも伝えておくよ。悪かったね、時間取らせて」
「ううん、楽しみにしてる!じゃあハンジ、ミケ、またね」

手を振りながらハンジの部屋を出たリリア、するとエルヴィンの所から戻ってきたのだろう、リヴァイがリリアを呼んだ。

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