• テキストサイズ

誰が為に心臓を捧げる【進撃の巨人】

第43章 #43 兵士長二人の恋愛事情



リヴァイは訓練場を走り回ったがリリアの姿はない。
出会う兵士達に姿を見ていないか聞いてみるが皆見ていないと言う。
もしかしたら兵舎に戻っているのかと向かい探すがなかなか見つからない。
一体どこへ行ってしまったのだろうか。


「ハンジ!!!」
「どわぁぁぁ!!何さ!ノックもなくいきなり!」

突然リヴァイが団長室に入ってきた。
汗だくになりかなり焦っているように見える。

「リリアがここに来てねぇか?!」
「リリア?来てないけど、どしたの?喧嘩?やめてよー?壁外調査前にさぁ」
「もしここに来たら引き止めておいてくれ」

そう言うとリヴァイは再びドアを閉めどこかへ行ってしまった。
ハンジは暫く黙り込み、自分が着いている机の下に潜んでいたリリアを見た。

「行ったよ?良かったの?すんごく必死だったけど」
「うん…」

膝を着き机の下から這い出たリリアは立ち上がると、ションボリとした表情で立ち尽くした。
ハンジはリリアを部屋の中央にある椅子に座らせると自分も隣に座った。

「んで?何があったの?」
「実は…」

リリアはハンジに事情を話した。


/ 1014ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp