• テキストサイズ

誰が為に心臓を捧げる【進撃の巨人】

第42章 #42 お帰りなさい



ケニーはいつの間にか自分の元から姿を消した

もしかしたら自分の父親なんじゃないかと思っていた時期もあった
なぜ置いていかれたのか意味が分からず、心のどこかで"寂しさ"というものがあったのかもしれない



ファーランとイザベルも巨人に殺された
アイツらとは未来共に生きるのだろうなと思っていた

でも仲の良かったアイツらでさえも
俺を置いていく



もっとも信頼したエルヴィンも
俺が決断したとはいえ、やはり俺を置いていく



共にいたいと思う奴らはみんな俺を置いて死んでいく

ならリリアは?
いつかはリリアも俺を置いていくのか?



「リヴァイー!置いてくよー!!」



リリアも精神的に安定してきた
もう俺の存在は必要ないかもしれない


なぁ、リリア……俺が求めても
それを払いのけて去っていくのか?



リヴァイは小走りをし、リリアに向かって手を伸ばし後ろから抱きしめた。

/ 1014ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp