• テキストサイズ

誰が為に心臓を捧げる【進撃の巨人】

第5章 #05 殺された被検体



リリアは立体機動装置の確認に行く前にハンジの元へ向かった。

ハンジは死んでしまった二体の前でいまだに泣き崩れている。
リリアはしゃがむとハンジの肩を支えた。


「ハンジ、しっかり」
「うぅぅ……リリア……悲しいよ。あの子達は本当にいい子だったんだ」
「うん」

するとモブリットが二人に近寄り膝を付いた。

「リリア兵長、あとは俺が。分隊長しっかりしてください」
「お願いね。ハンジ、私は立体機動の確認作業見に行くから」
「リリア〜〜〜!!」

ハンジがリリアに縋ろうとするがモブリットが引き離し宥める。
行ってください、と言われリリアはごめんね、と頭を下げて立体機動装置の確認が行われる部屋へと向かった。


/ 1014ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp