• テキストサイズ

誰が為に心臓を捧げる【進撃の巨人】

第29章 #29 二人の次の夢



「いつからかなぁ、リヴァイのポケットに砂糖菓子が入ってて私が落ち込んだ時にくれるようになったの」
「さぁなぁ」
「砂糖菓子って安いものじゃないのに…」
「そんなの気にするな。ただのご機嫌取りだ」

リヴァイは立ち上がるとリリアの頭の上に手を置いた。

「じゃあな」
「もう帰るの?」
「すぐ戻るって言っただろうが。それにもう少ししたらエルヴィンが来るだろ?」
「どうかな。忙しかったらもう来ないかも?」
「アイツは来るだろうな」

じゃあな、とリヴァイは部屋から出て行った。
本当に様子を見に来ただけだ。

リリアは貰った砂糖菓子の小袋を開けると中に入っていた丸く小さな砂糖菓子をパクリと口に運んだ。


「甘い。美味しい」


少しだけ、心のモヤモヤが晴れた気がした。


/ 1007ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp