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誰が為に心臓を捧げる【進撃の巨人】

第4章 #04 本当の性格



「ミケは凄いね」
「そうだな、もう少し作戦がきちんと固まったら話すつもりだ。そうだ、リリアもエレンに顔を見せてあげてくれ」
「ん?」
「今は不安しかないだろう。そんな状態では巨人の力も使いこなせない。おそらくハンジもエレンの所に行くだろうからな」

あー、とリリアが頭を抱える。
ハンジは巨人の事となると周りが見えなくなる。
巨人に対して好奇心が強く、捕獲しては色々な実験を繰り返し生態などを調べ上げているのだ。

「エレン…どんな目に合うだろう…可哀想だよ…。ていうかハンジ行くって?エレンの所!捕まったらマズイ、朝まで実験内容聞かされちゃう!」
「だから早く行くといい。だが朝までには戻るように」
「分かった、挨拶だけ行ってくるね、リヴァイ班のみんなとも話してみたいし」

行ってきます、とリリアは団長室を後にした。
すると思い出したかのように先程の記憶が蘇る。

そういえば、先刻ハンジがエレンと実験しても構わないかと許可をもらいにきた。


「………もう遅いかもしれないリリア」



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