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誰が為に心臓を捧げる【進撃の巨人】

第2章 #02 トロスト区襲撃



状況が落ち着き、エルヴィンの元に今までの経緯が説明された報告書が届いた。


突如、超大型巨人と鎧の巨人が現れ門を破壊、兵士達が巨人の討伐をしている最中、104期訓練兵であるエレン・イェーガーが巨人化、駐屯兵団の最高司令官、ドット・ピクシスの指示の元、破壊された門を塞ぐ事に成功したという。
報告書を読み終えたエルヴィンは深く息を吐いた。

そこにはリリアもおり、その報告を聞き驚いていた。


「えっと……訓練兵が巨人化したんですか?」
「そうみたいだな。エレン・イェーガー、104期訓練兵か…。しかも彼の生家の地下室には巨人の謎が隠されているらしい」
「巨人の?」
「その地下室の鍵と彼自身は今は憲兵が管理している。是非とも彼と話をしてみたいものだ」

するとリリアが苦笑いをした。

「エレンの事もだけど、団長は地下室の鍵の方に興味津々なのでは?」
「…笑うなよ、リリア」
「エレンとの面会は私が憲兵団にお願いしてみます。少し時間を下さい」
「あぁ」

リリアは頭を下げると団長室を出た。
一人になったエルヴィンが机に肘を付き深く息を吐いた。


「人間が巨人に……か」



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