第3章 緊急防衛会議3
貴方side
風間「気付かせないのレベルだと、ボーダー内部でも情報統制が必要になりますが」
忍田「その通りだ。作戦は、B級以上必要最低限の人員にのみ伝える。
それ以外は通常通りに回してもらう、防衛任務もランク戦も平常運転だ」
太刀川「こりゃー大変だな。迅の予知がなけりゃなかなかハードだ」
迅「人死にが出ないっぽい分、気分はラクでしょ」
風間「敵の目的がはっきりしないのは厄介だが…」
……結構大変になりそう
城戸「一応大規模な襲撃の可能性も押さえつつ、基本的にはA級中心で警戒・迎撃に当たってもらう。
現在防衛任務中の加古隊、他県でのスカウトからもうすぐ戻る草壁隊、片桐隊にも同様に通達する」
貴「…あの、天羽の力は借りないんですか?少部隊なら…」
東「俺も怜花と同じ意見ですね」
天羽月彦。S級で前はS級の私や迅さんとは知り合い。だが性格はきだるげな物言い方をする
SE持ちで"相手の強さを色で見れる"らしい
冬島「天羽?」
太刀川「あいつは極秘作戦向いてないでしょ」
東「いやあいつのSEを借りるんだ」
冬島/太刀川「ああ〜」
忍田「…なるほど。確かにそうだな、それも打診しておこう」
城戸「……今回の作戦はお前の予知が前提になっている。働いてもらうぞ、迅」
迅「そりゃ勿論。遠征計画を潰されるわけにはいきませんから」
修達のためにも遠征計画を邪魔させるわけにはいかない、私とあと迅さん。
いつも以上に気合いが違う
★★
会議が終了し、各自席を立っている
冬島「さぁ仕事だ仕事だ、お先〜」
風間「B級の勤務予定と照らし合わせて、動かせる部隊をピックアップします」
忍田「よろしく頼む」
太刀川「よう三輪。なんか前よりすっきりした顔してんな」
迅「髪切った?」
三輪「……」
貴「…確かにすっきりしてるな……ゆっくり寝れてる?」
三輪「…はい、以前よりは」
前は、隈つくるくらいだった時が多々あったから気にしてたんだよね…