第4章 シャボンディ諸島
ケレムは戦うどころか、腰が抜けていた。
ローは圧だけで勝ってしまった
そして、いつの間にか海楼石の錠も外してくれていた。
ロー「おい、逃げるぞ」
そう言って私をお姫様抱っこしてくれる
『ロ、ロー///恥ずかしい///』
ロー「照れてんじゃねーよ。」
そう言って私にデコピンをしてきた
『いたっ!ちょっと、ローのデコピン痛いんだからね!?』
ロー「……ルミィには聞きたい事が山程ある。船に戻ったら覚悟しとけ。」
『うっ……』
嫌な予感しかしない。
シャチ「あ!ルミィちゃん……って、えーーーー?!?!」
ベポ「あっ!キャプテンがお姫様抱っこしてる」
シャチ「ちくしょう……俺もルミィちゃんをお姫様抱っこしてぇ……ルミィちゃん無事でよかったよ」
『ごめんね皆心配かけて』
そのまま四人で船へ向かって走った
私は今船長室で床にひざまづいている。
そしてローがベッドに座り足を組んでいる。
ロー「なぜこうなったかはベポから聞いた。狼を助けるためだな?」
『はい。』
ロー「その狼はペンギンが治療して今は眠っている……なぜあの狼を助けた?」
『なぜって……直感…?』
たしかに、なんで助けたのか分からない。
ロー「ハァ……そして敵に攫われ危うく敵の船長に襲われそうだったな?」
『わ、私も抵抗したかったけど……海楼石が……』
ロー「……」
『えっ?』
ローが無言で私の手を掴み、壁に押付けた
しかも結構な力で押さえつけられているため、ビクともしない。
『ちょっと…ロー?』
ロー「今は海楼石ついてねーが?抵抗しねぇのか?」
いや、抵抗してます!!って叫んでやりたい
ロー「……抵抗も出来ねぇくせに海楼石のせいにしてんじゃねぇよ。」
『す、すみません。』
ロー「これからは俺の隣を離れるな。もし離れて今回の事のようなことがあったら、この部屋に閉じ込めるからな」
『えっ?!』
それって……監禁??
ヤンデレじゃん……