第4章 シャボンディ諸島
『ふぅ、ヒューマンショップ空気悪すぎるわ』
ベポ「ルミィあまり目立つような行動はしないでね」
『もちろん!』
ベポと一緒にヒューマンショップの周りをふらふらしていると、裏路地から騒がしい音がした
『ベポ、今の音聞いた?』
ベポ「聞こえたけど……行かない方がいいと思うよ」
『でもなんか……ベポ、ロー達には内緒ね?』
ベポ「言わないけど、バレても知らないよ」
ベポと裏路地へ入る、裏路地に入ると一気に空気が変わる気がした
『ここも空気悪すぎ……』
ベポ「……ルミィちょっと俺怖いよ〜。」
『(可愛い……じゃなくて!)ごめんね、音もしなかなったし戻ろっか。気のせいだったかも』
ベポと来た道を戻ろうとした時、また騒がしい音がした
今度は銃弾の音も聞こえた
『ベポごめん、やっぱ音がした方に行こう!』
ベポ「うっ……わかった!」
ベポと走って音がした方へ行くと、雑魚そうな海賊が傷だらけの狼を蹴飛ばしたり、殴ったりしていた
『有り得ない……!』
ベポ「ど、どうする。ルミィ!」
そんなの……当たり前……
『ベポやるよ!』
ベポ「アイアイ!」
『ちょっと、あんた達……!』
狼「くぅん……」
海賊1「あぁ?なんだァ?」
海賊2「うひょー!おい、美女じゃねぇか!」
私が声を出すと、海賊たちの目が狼から私にうつった。
『狼一匹いじめて楽しいかしら?』
海賊1「アァ?生意気な女だなァ」
海賊2「殺っちゃおうぜ!こんなやつ!」
海賊3「美女を殺すのは勿体ないぜ!気絶させて船長に渡そう!」
黙って聞いていたら、好き放題言う海賊たち。
イラッときて、戦闘態勢に入る
海賊1「おいおい、やんのか?お嬢ちゃんやめといたほうがいいぜェ?」
海賊2「俺ら以外にも沢山いるぞ?」
海賊3「おい!お前らー!!!出てこーい!」
男が叫ぶと、ズラズラと色んな場所から海賊がでてきた。
中には巨人と言っていいほど、大きな奴も出てきた
ベポ「ル、ルミィやばいよ!逃げよう!」
『……いいえ、逃げないわ。戦う』
ベポ「こんな数殺られちゃうよ!」
『ベポ逃げたいなら逃げて!私はあのオオカミを助ける』
私がそう言えば、ベポは諦めたようで戦闘態勢に入った