第3章 ハートの海賊団
シャチ「ルミィちゃ〜ん、おはよ〜♡」
ペンギン「おはよー、ルミィ」
朝、甲板で海をボーッと見ていたら、シャチとペンギンが起きてた
『おはよ、シャチ、ペンギン』
シャチ「ルミィちゃん今日も可愛いね♡」
『ありがと』
シャチは初めて会った時から私にデレデレ。私にって言うか、女の人にはデレデレ?
ペンギンは、普通に見えるようで実はペンギンも私にデレデレなのは知っている。シャチとの会話がたまに耳に入ってくるけど、デレっデレな状態。
こうゆう二人も面白くて好きなんだけどね!
シャチ「ルミィちゃんいいにおいする♡」
ペンギン「お風呂でも入ったのか?」
『うん、なんかサッパリしたい気分になりたくて』
シャチ「あ〜、いい匂いだ〜♡カモミールの匂い?」
シャチが私に急接近してきたかと思うと、私の匂いを嗅いできた
こんなところローに見られたらシャチどころか、私まで怒られちゃうな
『うん、私カモミールの匂い好きなの。小さい頃からずっとこの香りよ』
ペンギン「とてもいい匂いだよ、癒される。」
ペンギンも私に近づいてきて匂いを嗅いでくる。
私は心の中でずっとローにだけは見られませんようにって願っていた……がその願いは散っていった
『あ……』
シャチ「ん?どしたルミィちゃん、顔色悪いぞ」
『あの、そのぉ……』
ペンギン「ん?」
私の視線を追ったシャチとペンギンが後ろを振り向くと、黒いオーラを放っているローがいた
シャチ「キャ、キャプテン……今日は早いんすね…アハハ」
ペンギン「お、おはようございます……アハハ」
シャチとペンギン死にそうな顔してるの面白い
って私も面白がってる場合じゃない
ロー「シャチ、ペンギン……後で部屋に来い。」
シャチ/ペンギン「アイアイキャプテン!」
ローがそう告げると、今度はルミィを睨んだ
『ひっ……』
ロー「ルミィは今すぐ俺のところに来い」
『は、はひぃ……』
シャチ、ペンギン……さようなら。
私もうダメかも……。
ーー。
ロー「他の男にくっつくな。」
『ごめんね?』
ロー「許さねぇ、デコピンだ」
『いった!!最低!』
ロー「フッ」