第3章 ハートの海賊団
『ロー、見てこれ』
ロー「なんだ、水で作ったのか?」
『うん!』
今ローに見せているのは、私の能力で作ったベポの形をした氷
ベポは私たち海賊団にとって、癒しでもあり、マスコットキャラ的存在だ。
『どう?上手?』
ロー「あぁ、上出来だ」ナデナデ
『やったー!じゃあ、今度はローの帽子作ってあげる!』
私はその場に座り、自分の手から水を出して操り、その水を固めていく。
難しいと思われそうだけど、自分の脳内で想像しているように水を操ればいいから案外簡単!
『出来た!どう?』
ロー「あぁ、完璧に俺の帽子だ」ナデナデ
『フフ、今のもふもふの帽子じゃなくて、氷の帽子かぶったら?』
ロー「それはルミィの願いでも却下だ」
『ガビーンっ』
私からのお願いは、99%の確率で叶えてくれるロー
だから断られたらショック
『んー、この氷どうしよう』
ロー「潜水して暑い時にベポに渡したらどうだ」
『確かに!ベポは大変だもんね』
潜水した時、クーラーが付いていなかったら潜水艦の中は蒸し風呂状態なのだ。わたしたちでさえ暑すぎるのに、ベポは身体中を毛で覆われているからさらに暑いのは確かだ
『ベポにも見せてくる!』
ロー「そんなの後でで良いだろ」
『えぇ、』
ロー「今は俺から離れるな」
『はいっ//』キュン
ーー。
『ベポ!見てこれ!』
ベポ「わぁ何これ、俺?」
『そうだよ!可愛い?』
ベポ「うん!これは、キャプテンの帽子?」
『そうだよ!被ってみて!』
ベポ「わっ!冷たい!いい気持ち」
『ほんと?良かった、これから潜水して暑い時は作ってあげるからね』
ベポ「ルミィ大好きー!」
『私もベポ大好き!』