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燦姫婢女回顧【R18】

第18章 後日談〜『桃饅頭』


後宮の中庭に穏やかな早春の日差しの差すある朝。

ナンと私は卓を挟んで向かい合わせに座っていた。

見つめ微笑み合う私たちの間には、桃を形どった可愛らしいお饅頭があった。


卓に載せられた私の手にナンの手が重なる。

「……うれしくて顔が緩んじゃうね。」

「そうだね………でも驚いたな。」

「私もまだ信じられない!






『お母さん』になるんだね。
























――――――燦姫姉様が!」
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