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The best happy ending【東リべ/三ツ谷】

第1章 泣き虫ヒーロー誕生


何処で聞いたかと記憶を辿る。
確か小学校の時に行っていた塾でその名前を聞いた気がするな……と考えるが思い出せない。
基本俺は興味無い奴は忘れるから。


「悪い、思い出せない」

「そ……っか」

「ていうか、なんでその2人を接触しないようするわけ?」

「直人によると、その2人が接触したから12年後の犯罪組織・東京卍會が出来るらしいんだ。だからそれを止めれば、犯罪組織は出来ないしヒナも和泉も死なない」


だからそれを止める為に過去に来たというわけか。
俺は納得しながら顎に触れてながら、稀咲ではなく佐野万次郎について考えた。

幼い頃からの知人に『佐野』の苗字がいた。
だがその人と関係しているか分からないし、でも『万次郎』とい名前にも聞き覚えがある。
もしかしたら…武道の行動に協力すれば分かるかもしれない。


「なぁ、武道。それ俺も協力して良いか?」

「え!?」

「お前が助けようとしくれるなら協力したいし、ちょっと知りたい事もある。だから協力させてほしい」

「……和泉、良いのか!?」

「うん。ていうか佐野万次郎とかの情報はなんかあんの?接触させない方法ならどっちかと接触した方が良いけど…」


そう言うと武道は何処か気まずそうな顔をする。
ゆっくりと首は俺のから視線を逸らすように動いており、何か隠してる事が直ぐに分かった。


「何、隠してんだ?」

「そ、の……な。実は佐野万次郎と接触出来るようしようと思ったんだけどな……実はさ」


武道は冷や汗をしながら説明しだした。
タイムリープを初めてした際に、溝口五人衆と喧嘩売りに行ってたらしく他校の2年生にするはずだったが修学旅行。
すると3年生が来たからそっちに喧嘩を売ったら叩きのめされた。

東京卍會のメンバーであるキヨマサという奴に奴隷とされて喧嘩賭博に参加させられて。
そして喧嘩賭博が終わった際に総長である佐野万次郎に会いたいと言うと……。


「ボコボコにされまして…次その名前出したら殺されると言われまして……ね?」

「いや……ね?じゃないんだよ、お前。何してんだよ」

「だからキヨマサをアテには出来ないから、個人的に接触しなきゃなんないんだよなぁ……」

「……じゃあ、俺手伝おうか?佐野万次郎と接触するの」

「え!?」

「武道のやる事、協力するよ」
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