第4章 血のハロウィン

やはり緊張しているのか、触れる度に和泉の体はピクッと動いては本当に爆発するかというぐらいに肌を真っ赤にさせていた。


「上、脱がして大丈夫か…？」

「ん…」

「じゃぁ…脱がすな」


小さく頷く彼女を見ながら、ゆっくりとした手つきでトップスを脱がせば視界には雪のように白い素肌と共に白いサラシが見えた。
胸を押しつぶす為にしているんだろうと思いながら、サラシも取るために手にする。

そしてサラシも取れば三ツ谷は更に顔を赤くさせた。
目に飛び込むのはたっぷりのレースがあしらわれている白のブラジャー。
ドンピシャ好みである。


「え、あ……、ま、前はインナー…だ、だったよな」

「えっと…その……、エマに三ツ谷先輩と付き合いだしたって言ったら下着屋さん連れて行かれて。そういう事もあるだろうからって…に、似合いませんか？」

「すっげぇ似合う……」

「良かった…」


三ツ谷の言葉に嬉しげに笑う和泉は安堵していた。
エマに連れていかれた時に、ある理由で自分から白のブラジャーを選んだので『似合う』と言ってもらったことが嬉しかったのだ。


「ジーンズも脱がせていいか？」

「ど、どうぞ」


ゴクリと生唾を飲みながら、三ツ谷は次にジーンズを脱がせてからまた生唾を飲んだ。
ブラジャーと同じくたっぷりのフリルがあしらわれている白のショーツ。
そして細く綺麗なラインの足。


「……細いな。こんな細い体で、パーや芭流覇羅の奴ら蹴り飛ばしたり殴ったりしてたなんて驚きだな」


関心したように言いながら、三ツ谷は和泉の腹部に触れながら少し驚いた。
雪のように白い肌であるが筋肉がついた腹筋をしている。

鍛えているのだろう。
喧嘩をするからだろうか？そんな事を思いながらも、三ツ谷はまた深く息を吸ってから和泉を見つめた。


「触るけど…もし怖いとか嫌だと思ったらさっきの約束守ってくれよ？」

「はい」

「ん、いい子だ」


まるで幼子を褒めるかのように言いながら、三ツ谷はそっと和泉の胸に触れる。
ゆっくりと優しく揉めばマシュマロのような柔らかさで、その事に驚きながら数回揉めば和泉の体が小さく跳ねていた。


「柔けぇ…」

「んっ…」

「痛くねぇ？」

「だ、いじょーぶ…です」

「なら、良かった…」