The best happy ending【東リべ/三ツ谷】
第4章 血のハロウィン
「はっ…んぅ、ふ……んあっ」
「ふ…んっ」
「んんぅっ、んあっ…はぅ」
甘い甘い声に三ツ谷の脳と理性は溶けそうになる。
こんなにも和泉の声に理性が簡単に壊れそうになるなんて…と思いながらもキスは辞められない。
くちゅっ、ちゅるっといやらしい音をたてながらも三ツ谷は優しく和泉の口内を舌で愛撫させていれば息苦しくなったのか和泉は2回胸を叩いてくる。
息の仕方が分からないのか…そう思いながら、三ツ谷は舌をゆっくりと抜けば和泉は目をトロンとさせて口の端からは唾液を零していた。
「くるしいっ……」
「こういう時は、鼻で息するんだよ」
「分かってるんですけど……あ、頭がふわふわして……まともに考えれなくてっ」
顔を真っ赤にさせながら、未だに目をトロンとさせる和泉は初めてこんなに深いキスをした和泉自身は、本当にいっぱいいっぱいである。
鼻で息をするということを忘れるぐらいに。
「……ほんと、可愛いな……」
「どこが…」
「全部。全部可愛いよ、和泉」
和泉のまた蕩けた表情が見たくなった三ツ谷は、またキスを落とした。
次は最初から舌を差し込んで、絡めあったり舌を吸ったりとしていればまた和泉は甘い声を出す。
「んんぅっ!はふっ……あっ」
彼女の嬌声にも近い声は確実に三ツ谷の理性を破壊しに行っていた。
その証拠に三ツ谷のモノは大きくなっており、それに気づいたら三ツ谷は『やばい』と心で呟く。
(勃ってるな……。でもまだ付き合ってそう経ってねぇし、和泉は『そういうこと』は怖いだろうしな。焦ったらダメだ。でもこの勃ってるのはどうするかなぁ)
怖がらせたくないという気持ちがあり、三ツ谷はまだ和泉とはそういうことをしようとは思っていなかった。
勿論年頃の男の子である為、出来れば大好きな恋人とはシたいが我慢。
「はふっ……んっ」
唇を離せば名残惜しそうに、2人の唇の間に唾液の糸が繋がっていたがすぐにプツッと切れる。
そしてまたトロンと目や顔を蕩けさせていた和泉は、足になにか硬い物が当たっているのに気付いた。
「ん…?なんか、硬いのが……」
「和泉!下は見るな!」
「え?なんでですかっ……!!??」