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The best happy ending【東リべ/三ツ谷】

第3章 8・3抗争


はしゃぎように、俺は苦笑を浮かべた。
こんなに喜んでいたら、嫌だとは言えないものだなと思いながら来た道を引き返す。


「お風呂沸かすからね!!」

「エマはしゃぎ過ぎ。転けてもしらねぇよ〜」

「転けないもん!!」


頬を膨らまして拗ねながらも、エマは風呂場であろう場所へと向かっていく。
そして俺はまた居間へと戻されてしまい、エマが戻ってくるまで待機。


「ケンチンも泊まっていくよな?」

「おー、そうするかな…」

「イズミっち、オレの部屋で泊まる?」


佐野先輩が楽しげにそう言った瞬間、俺と龍宮寺先輩の動きが止まった。
別に俺は武道と寝泊まりした事があるから良いけど、流石に一応俺は女だし…。

なんて思っていれば、ドタバタと走ってくる足音が聞こえたかと思えば勢いよくエマが入ってきた。
そして目を釣りあげながら、佐野先輩を睨んだ。


「和泉をマイキーの所で寝かす訳ないでしょ!ウチと寝るんだから!!」

「ちぇー」

「和泉、お風呂湧いたから一緒に入ろ!」

「ん、わかった」

「和泉とお風呂入るのいつぶりだろ〜!」


嬉しげに俺の手を握りながら、歩き出すエマとふくれっ面な佐野先輩。
やっぱりこの2人兄妹だなと再認識しながら、風呂場へと歩いていった。


「パジャマは、ウチのね!下着は新品だから大丈夫!サイズは合うかな…」

「あー…大丈夫じゃないかな?」

「そうかな?」


脱衣所でエマの胸へと視線を送る。
俺より胸の大きさはあるし、多分サイズの問題はないと思う。
別に俺は胸が小さいという訳ではないが、とくべつ大きいという訳でもない。

そう思いながら服を脱いでいけば、ジーとエマが見てくるので戸惑いながら首を傾げる。
何かそんなに見るような物があるだろうか。


「和泉って、本当にスタイルいいよね」

「そう…?」

「腹筋割れてるし、クビレが…。ウチ、痩せなきゃ」

「それ以上痩せようとするな!」


充分細いのにそれ以上痩せたら倒れる。
なのでエマの言葉に急いで反応すれば、エマは『そうかなぁ』と呟く。


「そういえば聞きたい事があったんだ!」

「ん?」

「三ツ谷に、なんで女って事がバレたの?」

「え、っと……それは……」


言っても良いのかどうか迷う。
裸を見られましたとも言い難い。
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