The best happy ending【東リべ/三ツ谷】
第3章 8・3抗争
「え?仲直りしたの!?」
「エマうるさい」
「あんなにケンカしてたの!?」
「してたっけ」
「知らね」
「心配したんだからね!!!」
エマの怒りの叫び声が夕日のオレンジに染まる公園に響きわっていく。
その様子を見ながら俺は思わず笑いながらも、三ツ谷先輩に報告しようと思い携帯を開いた。
三ツ谷先輩もかなり心配していたからな…。
そう思いながらメールで『佐野先輩と龍宮寺先輩、無事に仲直りしましたよ』と送れば直ぐに返信が来た。
『仲直りしたんだな、なら一安心だ』
そのメールを見て、安心したなら良かったと思っていた時である…。
影が俺の体を覆い驚いていれば、いつの間にか携帯を取られてしまっていた。
「まーた、三ツ谷とメールしてんの?最近三ツ谷に構ってばかりじゃん」
「佐野先輩!?」
「確か、和泉最近三ツ谷と一緒が多い!」
「え、え?」
携帯を奪ったのは佐野先輩であり、携帯画面を見ながら顔を顰めていた。
しかも佐野先輩だけではなくエマもであり、何処か不服そうな顔。
「たまにはウチの家に来てご飯食べてよ!」
「え?」
「そーだ、そーだ!三ツ谷の家の飯ばっかり食ってるじゃん。たまには佐野家に来いよ、つーか三ツ谷ばっかり独り占めして気に食わねぇ。ちょっと電話するか」
「え、ちょ、佐野先輩!?」
佐野先輩は俺の携帯をカコカコと触りながら、三ツ谷先輩に電話をかけ始めた。
しかもスピーカにしており、コール音が聞こえてくる。
ていうか私、ここ暫く三ツ谷先輩の家のご飯食べてないんだけどなぁ。
そう思っていれば三ツ谷先輩が電話に出る音が聞こえた。
『もしもし?どうした、和泉』
「あ、三ツ谷ー!今日イズミっちはオレ家で飯食うから」
『あ?マイキー??ていうか、なんで急に…』
「三ツ谷ばっかりイズミっち独り占めしすぎなんだよ!!てことで、今日は佐野家に連れていくからな」
『まぁ、和泉が良いなら別に良いけどよ…』
「佐野先輩、ちょっと携帯返してください」
そう言うと佐野先輩は仕方なさげに携帯を変えてしくれて、スピーカを辞めてから携帯を耳に当てた。
すると携帯の向こうからルナマナちゃんの声がして、最近会ってないなと思い出す。
「もしもし、三ツ谷先輩?」
『お、和泉』