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The best happy ending【東リべ/三ツ谷】

第3章 8・3抗争


「タケミチ!お前すげーよ!!」

「あの2人を仲直りさせちゃうなんて!!」


確かに武道は凄い。
なんだかんだ、あの2人の喧嘩を止めてしまう訳だしやっぱり凄い人間だ。


「ん?」

「どうした?」


山岸と鈴木が、サッカーをしている佐野先輩達の方へと向かっているのを見送っていれば武道が何か気付いたような表情を浮かべていた。

どうしたのだろうか。
そう思っていると、武道は目を見開きながら俺の方を見てきた。


「2人を仲直りさせたって事は、抗争は起きない。8月3日、ドラケンは死なない」

「……あ!」

「歴史を変えた…!!!ミッション成功だ!!!!」

「武道!!」

「やった…!!やったぞ和泉、ナオト」


寝転がった武道は、空へと拳を突きつけた。
武道の言う通り2人を仲直りさせたって事は、抗争は起きることはないのだ。
つまり橘も俺も死ぬ事はなく、武道が苦しい思いをすることはもうないって事…。
そう思っていた時であった。


「タケミチくーん」

「お…橘とエマ」

「ヒナ!?」

「ウチもいるよー」


まさかの橘とエマの登場に驚きながらも、立ち上がってから近寄れば何故か橘は少しモジモジしていた。
頬を桃色に染めていて、可愛らしい表情をしている。


「どーしたの?」

「…えっと…」

「ホラ早く言っちゃいな」


何かを言い淀んでる橘を、エマが肘で突いていた。
というかいつの間にこの2人を仲良くなったのだろう…と首を傾げる。

だってこの2人が会ったのは、前の集会だったしその時全然話していなかった気がする。
なんて思っていれば橘が頬を染めながら武道に質問した。


「8月3日って空いてる?」

「え?」

「タケミっちとお祭り行きたいんだって!」

「うん、行く!!」


なるほど、誘うにのに照れてた訳なのか。
やはり橘は可愛らしいなぁと思いながら、同じように頬を染めている武道を見てこのカップルはなんとも可愛らしいなとほのぼのしてしまう。

そして武道の返事を聞いた橘は、瞳を大きく開けてから嬉しげに微笑む。
まぁ武道が断る訳はないか。


「ホラ絶対オッケーだって言ったじゃん……あれ!?」

「ようエマ」


エマの目線の先には龍宮寺先輩と佐野先輩の姿。
さっき仲直りしたばかりだから、まだエマに報告していなかったことを思い出した。
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