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The best happy ending【東リべ/三ツ谷】

第3章 8・3抗争


「姉妹て言っても良い関係だよ。ウチがお姉ちゃんで、和泉が妹」

「え?俺が妹なの??」


パッと見は俺が年上に見えそうだよなと思っていたので、まさかの妹発言に目を見開いた。
そして龍宮寺先輩も『絶対違うだろ』という表情だ。


「ウチの方が誕生日早いし」

「1ヶ月ぐらい違うだけだろ…」

「でもウチがお姉ちゃんなの。ほら、座ろう」


確かに誕生日はエマの方が早い。
だけどなんかなぁ…と思いながら、エマの隣に座っていれば斜め隣に三ツ谷先輩が座っていた。

この人どんな歌を歌うんだろう。
そう思いながら、デンモクを取ってからエマに渡しておいてジュースを口に含む。


「和泉、何歌う?」

「いや…俺聞き専でも良いけど」

「やだ、歌って」

「じゃあ、エマが決めて」

「和泉の歌声、気になるな」


三ツ谷先輩は、ストローを口に加えながら俺を見ていた。
そんなに気になるものなのだろうか…と顔を少し歪ませていれば三ツ谷先輩が苦笑を浮かべている。


「最初はドラケンが歌えよ」

「あ?オレ?」

「お前が憂さ晴らししたいって言ったんだから、お前が最初に歌えよ」

「そうですよ。龍宮寺先輩が言い出したんですから」

「おー…。何歌うかねぇ」


デンモクをいじっているのを見ていれば、携帯がバイブ音を鳴らしており開いてみれば武道からメールが届いていた。
どうしたのだろうと思いながらメールを開けば『マイキーくんと、ドラケンくんどう?』と。


『龍宮寺先輩が絶交宣言した。今、憂さ晴らしする為にカラオケ来てる』


そう送っていれば、部屋にイントロが流れ始める。
どうやら龍宮寺先輩が歌う曲を決めたようで、何を歌うのだろうと思えば画面には『サウダージ』であった。


(へぇ…龍宮寺先輩そういう曲を歌うんだ)


意外だなぁと思いながら、聞いてみれば凄い上手であり『へぇ』と目を見開かせる。
すると同時にメールが届いた。


『マジ…??え、うそ……』


本当に申し訳ない。
そう思いながら、メールで『何とか説得してみる』と送ってから龍宮寺先輩の歌声に耳を傾ける。


「和泉、ハナミズキ歌って」

「ハナミズキ…。ん、分かった」


ハナミズキぐらいなら歌える。
そう思いながら、武道の『分かった』というメールを確認してから携帯を閉じた。
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