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Bitter Sweet【DEATHNOTE】【L】

第1章 *アメリカ留学〜出逢い〜*


#07

エルが私のアパートまできた。
それも黒々した最高級のベンツで、運転手までいる。周りの家の人があまりに凄くて見に来てる。
噂ではお金持ちだったと聞いていたけど、ここまでとは…。
エルが車から降りてくる。
「さっきの話、いきなりどうしたんですか。」
『…突然ごめん。でも私、エルに似合う女になりたい。もっと勉強できるようになりたいの。』
エルは自身の唇に触りながら、何か少し考えているようだった。
「本気でやりたいんですか。」
『うん』
エルをまっすぐ見つめる。
「分かりました…。勉強なら私が徹底的に教えてあげます。全米で最難関レベルの大学に受かるまで学力を伸ばす事も可能です。」
『!?そ、そこまでは別に…』
「あなたなら出来ます。
やるなら徹底的にやりましょう。」
『…うん。』
「その代わり、厳しくしますよ。」
そう言って楽しそうにするエル。
こんな表情、初めて見た。


「では手始めに、私の家に引っ越すとしますか」
『え!?』
「勉強にはタイムマネジメントが大切です。一緒に暮らした方が都合がいい。」

い…

いきなり同棲…!?!?

『あの、親に何て言えば…』
「ワタリが上手いこと言ってくれます。それにさんのアパートより過ごしやすいと思いますよ。」

確かにうちのアパートは小さいですけど!
いや、だってここら辺家賃高いし。

『それに言ってなかったけど私、日本に帰らないといけなくて。』
「知ってます。」
『っ…!』
「安心してください。日本にも自宅があるので定期的に会いに行きます。偶然ですが、最近物騒な事件が起きているようですし、拠点は日本になりそうです。」
『ほ、ほんとに!?エルが日本に来るの!?』
「はい。そうなります。」

何この展開…。
やっぱエルって、すごい。
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