Bitter Sweet【DEATHNOTE】【L】
第1章 *アメリカ留学〜出逢い〜*
#06
家に帰ってベッドに潜り込み思いっきり泣いた。
分かってた。エルと自分じゃ違いすぎる。
それでも…エルが好きなんだ。
エルに似合う女になりたい…。
そう強く思ってしまう。
prrr__prrr__
突然電話が鳴る。
『もしもし』
「さん、今どこですか。」
『!…エル。』
「私の講義が終わるのを待っていてくれると言っていましたが、終わっても姿が見えなかったので。何かあったのかと。」
『……っ…』
「もしかして…泣いているんですか」
『エル、あのね…私に英語を、勉強を教えて欲しいの。』
「勉強…?」
『私もエルみたいに英語が話せるようになりたい…エルに似合うくらい賢い女になりたい…っ」
電話の向こうで沈黙が流れる。
「…今から会いに行ってもいいですか。」
『へ…』