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Bitter Sweet【DEATHNOTE】【L】

第15章 思い出のキャンパス


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エルと手を繋いでキャンパスを歩く。

エルは相変わらず有名人で、道行く学生達がエルを見てひそひそ話してる。

前来た時には、エルの隣を歩く自信が無くて周りの目ばかり気にしてた。

でも今は…前よりも自信を持って歩けてる。

そんな気がした。


「何だか、複雑な気分です。」

『え…?』

「前も思ってましたが、すれ違う男がをじろじろ見てます。」

それを聞いて、思わず笑ってしまった。

『ふふっ…ねえエル。私は逆に他の女の子の視線が怖かったよ?』

「!…そうなんですか。」

『お互い様だね。』

エルが足を止める。

『エル、どうしたの?』

私も足を止め、エルの方を見上げた。

『(えっ……)』

突然腰を引き寄せられ、身体が密着する。

『ちょ…っ、エル…!?』

「………。」

顔がカァッと熱くなる。

顎をクイッと持ち上げられ。



__チュ


かなり強引にキスされた。
あまりに突然の事にされるがままだった。

周りからは叫び声や黄色い声が聞こえて来る。

『な、何やってんの…!?』

口元を押さえてエルに言う。

「…見せつければ、済む話です。」

『はぁ!?』

人が集まって来る。

もう…

ほんとにエルの行動は読めない…!!






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