Bitter Sweet【DEATHNOTE】【L】
第14章 再会
・
「近日中に日本に帰国しましょう。ご両親にも会わせてあげたいです。」
『うん!!あ、でもその前にワイミーズハウスの皆んなにも挨拶しないと。』
「皆んなと仲良くやっていた様ですね。良かったです。」
『そうなの!皆んな凄く良くしてくれたよ。』
不意にエルが机の上の花に目をやる。
「キンセンカですか…誰から?」
『あ、えっと…ニアっていう子がくれて…』
「!……そうですか。ニアが。」
エルは小さく溜息をついた。
「ちょっとした用事があるので、大学に顔を出してきます。」
『!エルはワイミーズハウスの皆んなに会わないの?』
「私は顔出ししていないんです。」
『そうなんだね…』
そっか、エルは世界的な探偵だし素性は隠さないといけないんだった。
「皆さんに挨拶し終わったら連絡して下さい。ワイミーズの前まで迎えに行きます。その後食事でもしましょう。」
『うん!』
・
・
ワイミーズハウスに入ると、子供達が駆け寄ってきた。
一人一人と話した後二階の個室に向かう。
角部屋のドアをノックした。
「どうぞ。」
中から声が聞こえてドアを開ける。
珍しく、ニアとメロが二人でいた。
「。どうしたんですか?」
『ニア、それにメロ…お話しがあるの。』
・