Bitter Sweet【DEATHNOTE】【L】
第13章 ワイミーズハウス
ニアside
「、これをあげます。」
『わぁ!綺麗!!何てお花なの?』
「キンセンカです。たまたま近くの花屋に売っていました。」
二人でワイミーズハウスの敷地内にある庭のベンチに座る。
今日は彼女に花束をあげた。
『本当にありがとう…ニア。』
頭を撫でられる。
彼女が花束を受け取る時
ふと左手の薬指に目が行った。
「その指輪…」
『ああ!これね、Lがくれたの。付けてると思い出しちゃうから外してたんだけど…もう直ぐ事件が解決するって連絡が来たから。』
「……そうですか。」
彼女の髪が風で揺れる。
花を見る彼女は、どこか切なそうだった。
『エルが迎えに来てくれればいいなぁ。
ねえ、ニアはエルと会ったこと…
っ!?』
彼女の頬にキスをした。
『に、ニア…?』
の頬が赤くなる。
「Lなら、迎えに来ると思います。あなたを放って置くとは思えません。」
『へ…』
そう言って、ベンチを立ち上がりその場を離れた。
鼓動が速い。
私は今…感情的になってるんだろうか。
部屋に戻ると、メロが私を見つめ「何かあったのか?」と言った。
「別に…何もありません。」
キンセンカ
花言葉は"静かな思い"
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