Bitter Sweet【DEATHNOTE】【L】
第7章 本音
エルside
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キラ事件に追われ忙しさは日々エスカレートしていた。
の為にマンションを一つ買い取ったとは言え、外出を制限してをずっとあそこに閉じ込めて置くことは不憫だと、エルは常に思っていた。
そして…調査が進む程、当然自分の身に危険が迫っていることも感じていた。
「第二のキラ…か。」
本当に、死を覚悟する必要があるかもしれないな…。
頭ではそう分かっていても、時折自分が冷静さを失っている事には気付いていた。
何より自分が死んだとして、一番気がかりなのはを一人にしてしまう事だった。
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「今帰りました」
『あっ…エル!』
「………っ。」
部屋に入ったエルは目を見開いて目の前のを見つめた。
『どうかなこの服…エルの好みだったら嬉しいんだけど。』
顔を赤らめる。
化粧をして、紺色の清楚なワンピースを着ていた。
色白の彼女によく似合う…エルはそう思った。
「すごく可愛いです…思わず見惚れました。」
『なっ…もう、いつも褒めすぎだよエルは!!』
顔を真っ赤にしてエルの胸をぽかぽか叩く彼女が愛しくて仕方ない。
「化粧も素敵ですよ。してないのも素敵ですけど。」
そう言って彼女の顔を見つめる。
小さな彼女は、エルを見上げて恥ずかしそうにはにかんだ。
『ほら、外デートとかあまりできないから…たまにはこう言うのもいいかなって…』
「……すみません、最近外に連れて行ってあげられなくて。」
『ううん!!そう言うことじゃないの…ただ、エルに可愛い服見せたいな〜なんて…』
「…」
エルは、気付くとを抱き締めていた。
『エル…?』
不思議そうな声でそうエルを呼ぶ。
エルは何も言葉が出てこなかった。
ただ彼女が好きで、愛しくて堪らない
こうしてずっと…彼女の側にいたい
そう願ってしまった。
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