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Bitter Sweet【DEATHNOTE】【L】

第4章 夜神くん





私は今、東大キャンパスにいる。
今日はエルにカップケーキを作ってあげた。


私は料理が下手で、いつもワタリさんに頼りっぱなしだけど
たまにはエルに彼女らしい事をしたい!っていう思いつきだった。


あ、そうだ。確か大学では流河君って呼ばないとなんだよね。


エルにはキャンパスに行く事を秘密にしている。
サプライズで喜ばせたいから。


いつもお面をつけろって言われるけど…


さすがに大学にはつけていかなくていいよね?


大学の門をくぐり
キョロキョロしながらエルを探した。


そう言えば、どの学部かも聞いてないや…。


「誰かお探しですか?」


不意に後ろから声をかけられる。


『あ…えっと……流河君を探してて。』


整った顔の男の子だ。
そう言えばこの子って…エルと同着で首席だった人かな。


「もしかして、君が流河の彼女?」


『!…は、はい』


あれ…
今一瞬、この人ニヤってした…?


「偶然だな、僕は夜神月。流河とは友達なんだ。」
 

『えぇっ!?そうなんですか?』
 

うそ!エルの友達…?
初めてエルの友達に会えて私は嬉しくなった。


『あの、流河君はどこに?』


月「確かさっき、丁度食堂に向かったと思うよ。」



『ありがとうございます!』



頭を下げて食堂に行こうとすると、夜神さんに腕を掴まれた。



『へ…何ですか?』



月「ごめん、君が流河の彼女なのは分かってるけど…もし良かったら、友達になってくれませんか?」



『と、友達?』



月「実は今日声をかけたのも、可愛らしい人だなと思ったからなんです。」



『えっ…』



夜神君に見つめられどぎまぎしてしまう。
それって、どういう…



月「駄目…ですか?」



『えっと…』



___ガンッ!!!!




突然、物凄い音がした。










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