第6章 別れと再会
最初に口を開いたのはミケだった
「協力する。
お前には辛く当たりすぎた。
すまなかった。」
と詫びを入れた。
「ミケ分隊長は、
そうですね」
と苦笑いするモブリット。
「ミケ、フィンになにかしたの」
とハンジがフィンの顔を覗く。
フィンは、
「投げ飛ばされて胸を揉まれました。」
と顔を赤くしながら言う。
ミケが「すまん。」
と即答する。
ハンジが「ミケ気持ち悪いよ。」
と冷淡な口調で言った。
ミケが
「モブリットもフィンの胸に手入れたぞ。」
という。
モブリットが顔を赤らめながら
「それはっ!!
ミケ分隊長がそうさせたんじゃないですか!」
と頭をかきながら足早にドアに向かって歩いた。
もう早く行きましょう!と言わんばかりに手を招く。
ハンジが「モブリットも男なんだねぇ~」
と不敵な笑みを浮かべながら言った。
「分隊長も早く解毒薬の調合してくださいね!!
あんたそんなに、にやにやしないでください!」
と言ってドアを開けて出て行ってしまった。
「フィンほんとに大丈夫?」
とハンジが問いかける。
「大丈夫です。もうハンジさんに言ったから」
とミケに視線を送る。
ミケも咳払いしながら部屋を出た。
続いてフィンもハンジの部屋をあとにした。