第6章 別れと再会
半刻ほど時間が流れる。
フィンの体には異常は見られない。
ハンジの部屋のドアがコンコンッと叩かれた____。
「ハンジ分隊長、今いいですか」
と男性の声がする。
ハンジが
「あぁ、いいよ」
と答えるとギィィーっとドアが開いた。
金髪を後ろにお団子結びした長身の男性が入ってくる。
ミケが「なんだ、エルドか。どうした」
と声をかける。
エルドは見知らぬ女性に視線が止まる。
ハンジの部屋にミケ、モブリット、見知らぬ珍しい髪色の女性。
4人を見渡して
なんですかこの集まりは
とエルドは小さく苦笑いしながら呟いた。
フィン以外の面々が現状を説明する。