第6章 別れと再会
結局、フィンを抱くことなく”こと”が終わった。
フィンの上に吐き出した自分の欲を拭い
「・・・・ごめん。」
とつぶやく。
まだ息が乱れているフィンに毛布を掛ける。
フィンの頬に優しく口づけが落とす。
「・・・・ノイン・・・待って・・
・・話をしよっ・・・・」
というフィンが見上げてくる。
「・・・・ありがとう。
今日はとりあえず、一回寝ろ。
話はあとだ」
とつぶやいてフィンの目を手でふさぐ。
「寝るまでちゃんといるから・・・。」
とフィンの頭をぽんぽんと撫でる。
「・・・・わかった、おやすみ・・・
・・絶対だよ・・・」
昨晩から体を酷使しすぎたのか
フィンはすぐに深い眠りに落ちていった・・・・・。
すやすやと寝息を立てている
フィンの髪をそっと撫でる。
深く長く、唇を重ねる。
「・・・・・・・フィンずっと愛してる。」
そう呟きフィンから
そっと離れ、起こさないように静かに寝室をでた。