第5章 ●独占欲と歪愛 Noin
フィンはどんな想いで
俺を受け入れるんだ?
俺の気持ちがわかるって
フィンは誰かを想うことをやめたのか?
ノインの脳内にさまざなな憶測が飛ぶ。
黒い独占欲がなくなっていく。
フィンを誰かにとられるとばかり思っていた
嫉妬心は同時に消え去った。
なんでフィンにこんな顔をさせてるんだ。
と今になって後悔の感情が押し寄せてきた。
二人にしばらく沈黙が流れる。
ノインはそっとフィンのまだ余韻の残った火照った顔に手を当てる。
どんな夜を過ごして来たのか、誰と一緒だったのか色々聞きたいことはあるが、
「・・・・まだ、処女なのか?」
フィンに尋ねた。
フィンは驚いた表情をしながら顔を赤らめて
「・・・・ッそうだよ・・・!!」
と言って顔をそむけた。
恥ずかしくて顔を赤く染める。
その一つ一つがノインを煽って欲望を刺激する。
「そうか・・・」
体をフィンから離して、衣服を脱ぎ落す。
ズボンを下すと
大きく反りなったモノが飛び出した。
フィンを横目で見ると視線を床に落としていた。
「・・・・・。」
フィンは静かに体を震わせている。