• テキストサイズ

≪進撃の巨人≫ 蒼翼の天使 

第4章 それぞれの願い想い


ザーーーーッ
ザーーーーーッ


激しく雨が降り石畳を叩く音がする。
うっすらと意識が醒めてきた。

優しい指先が前髪に触れている。
どこか懐かしい感じがする。

頬にもぬくもりを感じる。
こんなに心安らぐ感覚を初めてだ。

温かさが心地よくて、また眠りそうになった。



突然______。

頬に落ちてきた冷たい雫。
反射的に俺は目を開いた。




微かに降り注いだ蒼い月の光と、潤んでいる瞳が映り込んだ。

            
なぜ泣いている。

もしかしたら自分のために流している涙なのか。
他人を必死にかばい、泣いているのか。

なぜそんな今にも消えそうな顔をしているんだろうか。
慈悲深い哀しみを浮かべる顔を見つめる。

瞬きする間にリヴァイの脳内はいろいろな思考を巡らせた。
/ 221ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp