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≪進撃の巨人≫ 蒼翼の天使 

第11章 二人からのお誘い




エルヴィンが
「君一人であんなにたくさんの人を
殺せるなんて思ってないよ。」
と話す。

エルヴィンの言葉の意味が解らず、
フィンは
「どういう意味ですか?」
と尋ねた。


エルヴィンが牢の前に
置かれていた椅子に腰かけながら
「君が倒れていた家の周りで
ゴロツキが何人も殺されていたんだ。
そして君が倒れていた家の中で
シャコール・ルドルフが死んでいた。」
と話す。


「君が殺ったとは調査兵団の人間は、
誰も思ってない。
しかし、人が死に過ぎた。
我々調査兵団が内密に
片づけることができないほどに。
憲兵団に君を一度引き渡すことが決まった。」
フィンは何か言いかけて
口をつぐんだ。

「憲兵団には私の暗殺、
および義賊の正体が君だということは伏せてある。
しかし何故か、
君は調査兵団の兵服を盗み、
あの場にいたんだ。
その理由について
これから話し合わなければならない。」
エルヴィンの目が鋭く光った。


フィンは口をゆっくりと開く
「つまり・・・・一般人の私が
たまたま兵服を盗み、
たまたまあの家で倒れていたかって
憲兵団にどう騙すのか、
エルヴィンさんが相談に乗ってくれるんですか?」
顎に手を添えながら話す。


「そうだよ。」
エルヴィンが口元を緩ませた。


「……理由を教えてくれますか?」
フィンは真っ直ぐに
エルヴィンの瞳を見つめる。



「君の力が人類に
貢献すると思ったからだ。」
エルヴィンが即答する。




「・・・・・・・紅茶屋さんは
もう閉めなきゃですかね・・・。」
フィンは悲しそうに、
ため息交じりに話す。


「それは残念だ。
でもお前の命を俺は
喜んで預かるぞ。」
リヴァイが壁にもたれながら話す。


リヴァイの発言に、どっちなんだろうと
フィンは疑問と突っ込みを入れた。
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