• テキストサイズ

≪進撃の巨人≫ 蒼翼の天使 

第11章 二人からのお誘い





「目が覚めたんだね。
気分はどう?」
ハンジの声がして
フィンは顔を上げた。


ハンジの隣にはミケの姿があった。


元気そうなミケの姿を見て
フィンは少し安心したような顔を見せた。
すぐに手首の冷たい鎖に
視線を落とす。

「ハンジさん・・・」

「ややこしいことになった。」
ハンジの顔が険しい。

「フィン、君には
貴族シャコール・ハイドロフの殺人の
疑惑がかかっている。」
ハンジは淡々と話し続ける。


ミケは腕組しながら静かにこちらを見据えている。


「私じゃないです・・・。」



「勿論だ。」
ミケとは違う男性の声色に
フィンは顔を上げた。


そこには毅然とした態度で
こちらを真っ直ぐにみている
エルヴィン・スミスの姿があった。


突然のエルヴィンの登場にフィンは
かける言葉を躊躇した。
「・・・・・・ごめんなさい。」
頭を下げるフィン。



「すべて事情は把握しているよ。
頭を上げてくれ。」
エルヴィンの紳士的な声が牢に響く。


そっと顔を上げる。

エルヴィンの隣に小柄な男性が来る。


不機嫌そうにこちらを見るリヴァイだった。

/ 221ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp