第1章 カノジョのくるま
@鬼滅学園
「たんじろぉぉぉーーーー!!!!」
黄色い頭の少年の声が朝から学園に鳴り響く。
「どうしたんだ善逸。」
「たんじろぉ聞いておくれよー!ついに不死川先生がクビになって可愛い先生が来るんだよぉぉーー!!早く職員室に見に行こうよぉぉーー!!」
とグイグイと友人を引っ張っている。
「わかったよ、善逸。着いていくから引っ張らないでくれ。」
2人は、職員室へと向かった。
「宇髄先生おはようございます。新人の可愛い先生はどこですか?」
「あ゛ぁ?誰だそれ?おい、煉獄なんか知ってるかぁ?」
「うむ、俺は知らん!」
「えぇぇー。だって、不死川先生の代わりに可愛い先生来たんでしょぉーー。教えてくれないなんてずるいよぉ〜。」
駄々をこねる善逸の背後に…
「ア゛ァ?誰の代わりだってェ?」
振り向けば青筋を立てた不死川先生。
「ひぇぇーーー。不死川先生なんでいるのぉぉぉーーー。ピンクに車に乗った可愛いお姉さんが来ると思ったのにぃぃぃーーー。」
「残念だったなぁ我妻ァ。これ以上ふざけたこと言ってると毎日課題のプリント100枚にしてやろうかァ?」
「いやぁぁぁぉーーーーーーーーーーー。」
と叫んで善逸は走り去って行った。