第4章 ダイスでは決まらない勝敗
ベッドに倒れ、上から覆い被さる帝統さんの首に、改めて腕を回してまたキスをせがんだ。
何度もキスを繰り返しながら、帝統さんの手がバスタオルを解いて、肌が晒される。
少しヒヤリとした空気に、熱く火照り出した体を冷やす。
「寒い? 震えてる……怖いか?」
「武者震いです」
「ぷっ……やる気満々で何よりだわ……」
「あっ……」
腰の辺りを撫でられ、そのまま帝統さんの手が上へ登って来て、胸に手が触れた。
胸の頂きにある突起に指が擦れると、体に感じた事のない感覚を覚える。
「どっちが気持ちい?」
ゆっくり右の突起を摘まれて押しつぶされながら捏ねられ、左は爪で軽く引っ掻かれると、体がビクンと跳ね上がる。
「あ、やぁっ……ん、あぁ……」
「ほら、答えろって……それとも、こっちのがいいか?」
そう言って、遊ばれていた突起を舌が捉えたと思ったら、そのまま口に含まれる。
温かい口内で、突起が転がされて吸われると、先程より強い快感が襲って、帝統さんの肩口の服を握る。
「んぁあっ、ぁ、あんっ、あっ……」
「いい声出てきたな……めっちゃエロい……」
胸の突起を楽しそうに口で弄びながら、意地悪く笑った顔と目が合う。
挑発されているような顔を向けられ、ドキリとする。
帝統さんに意識が向いている間に、帝統さんの手が私の足の間に移動していて、気づいた時には、排泄に使う場所に手が触れた。
「いい感じに濡れてんじゃん……気持ちいのか?」
「……はいっ……んっ……」
「じゃ、今度はこっちな」
胸から段々と下にキスが降りていく。お腹辺りにキスをされ、くすぐったさに笑う。
「ふふっ、くすぐったいっ……」
「ほー、結構余裕じゃん」
「あっ、やだっ、だいっ……あぁっ……」
足を開かされ、そのまま股の間に帝統さんの顔が埋まる。
その瞬間、体に電流が流れる感覚に襲われ、体がしなる。
あろう事か、帝統さんが排泄する場所の突起に吸い付いたのだ。
啜る音がして、舌で転がされて吸われると、ゾクゾクとした快楽が、体を走り抜けて、体を伸ばしながらビクビクと痙攣させた。
「イクの早ぇな……そんなによかったのか?」
「す、ごぃ……ですっ……これ……」
「じゃ、もう一回な……」