第2章 季節が変えるのは
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まゆは幼い頃から、今は全集中常中と呼ばれるものをしていたからだった。実は幼い頃、縁壱がまゆと二人で会うたびに耳元で呼吸音を聞かせ覚えさせていたのだ
まゆ「全集中常中とはなんでしょうか…?」
隼人「まゆが今している呼吸法の事だが知らなかったのか?」
まゆ「全集中常中というのですか…うーん、小さい頃に縁壱お兄様が教えてくださいました」
隼人「ふむ…そうか(鬼殺隊に入るとなると縁壱と会うか…まぁしかし、成るようにしか成らんよな)」
なんの為かは幼き日の縁壱にも分からぬだろう。他意はなく、ただ何となくなのだから
隼人「では、影の呼吸を教える!」
まゆ「はい!よろしくお願いします!」
こうしてまゆの呼吸修得への道が開かれたのである
※影の呼吸は四字熟語から探したり組み合わせたり、実際そんな言葉ねーよみたいなのもありますが、あくまでも創作ですので覚えちゃダメです!
隼人「影の呼吸・壱の型 、暗香・影絵」
兄、隼人がまゆに型を見せていく、その中で早くも呼吸と云う物を理解し始めていた。形にはなっていて常中が出来るので、早々に習得出来るだろう
影の呼吸を習い始めてから一月半後、最終選別まで後十日を切っていた。まゆは既に影の呼吸をものにしている。影の呼吸自体は実質二日での習得となった
竜「ちょっwwwまゆはやっwwwお兄ちゃん完全に置いて行かれた感が半端ないんですけど?」
隼人「ハッハッハ!竜は常中が先だな!」
旬「流石俺の妹だぜぃ♪俺はまだだけどな(笑)」
茂「本当に習得したんか…認めるしかないなぁ。死ぬのだけは許さんからな!」
まゆ「兄さん達のおかげです、本当にありがとう!」
まゆは兄達に感謝の気持ちを述べた。呼吸習得からは打ち込み稽古は元より隼人が育手になり、鬼についてや鬼殺隊についてを学んだり等をしていった
巌勝との思い出を捨て、約十日後まゆはこの家を出て最終選別に向う
隼人「合格したら本部で暮らすという事だったな、隊士は殆ど男だから気をつけてくれ。誘いに乗ったり等無いように!」
まゆ「はい!」
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