第37章 内緒が内緒でなくなるのは何故っ!?〜番外編〜
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こんなん聞いてないわよ!
って、それよりカナエを出さないとね
まゆ「カナエ、よく頑張ったね」
カナエ「えっと…まゆちゃん…これはどうなってるの?」
まゆ「大分と混乱しちゃってるわね」
カナエ「まゆちゃんが何もない所から現れて、手から何か出して…」
それもそうかと思い説明をしたけど、正直何処まで言って良かったものやら。アストラルサイドにカナエを隠すのはどう考えても霊能力の範疇を越えているから…
カナエ「まゆちゃんって霊能力で回復させたりしてて、前から不思議な子だなぁってずっと思ってたの。まさか悪魔だったなんて!!」
まゆ「ゴメンね、ビックリしたよね…」
悪魔って言わないで魔族って言って(泣)だなんて見当違いの悲しみを抱えつつ、ビックリさせた事をカナエに謝った
カナエ「いえ、違うの!まゆちゃんなら鬼と仲良く出来る様にする架け橋になれるんじゃないかしらって思ったの」
まゆ「えっ、あっ…」
私はカナエの言葉に言葉を詰まらせた。だって鬼が人を食らう限り無理だもん
カナエ「まゆちゃんなら出来るわ!」
まゆ「…カナエは優しいね。その件については考えておくわね。それと、私が魔族だと言う事は内緒だよ?人には知られたくないのよ」
私が困った顔で答えると、カナエはニッコリと笑い力強く頷いてくれた
その後、空間移動で花柱邸まで送ってお互い手を振って別れた。知られたからには遠慮しない(笑)知られたって云うか自分で言ったんだけど
報告書書くの大変だな、カナエが!なんて考えながら歩いてたら屋敷の前に立ってた私。あっ、私も報告書書くのか!!どうすんべ(泣)
まゆ「てな事があったのよぉぉぉ(泣)報告書なんとかしてー!!」
巌勝「お前…ハァ…胡蝶姉なら他言はしないと思う。しかし童磨がお前に興味を持ち、付け狙う可能性は0ではないぞ」
縁壱「お館様はまゆの正体を分かってらっしゃるのだから報告書は問題はないが、兄上が仰る通り上弦ノ弐に目を付けられたかもしれん」
耀哉へ
上弦ノ弐とか云う女好きのクソ野郎に目を付けられました。気をつけます
耀哉「ん???」
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