第20章 LOVE×中毒
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私は嫉妬深いし我儘なの!ってお互い様か…それに、私の我儘は今に始まった事でもないから
でも一つだけ言えるのは、愛し愛されてるって事。そんな事は四百年も前から分かり切っているのにね。私ったら何を一人で疑心暗鬼になって闇堕ちしてるのかしら
あぁーもう、本当に恥ずかしいったらありゃしないわ!
まゆ「愛されてるのは分かるわ♪あっ、今日は午後に巌勝さんの隊服が届くの♡暫くは私の任務に同行して貰うわね♪」
黒死牟「私も隊服を着るのか…」
縁壱「兄上の隊服姿が、実に楽しみです」
縁壱さん甘い…あまーいわよ。砂糖にハチミツ混ぜた位に甘い!!予備入れて四着注文してあるのです
まゆ「本当に楽しみっ♪」
三着は巌勝さんで、残り一着は縁壱さんの物。注文通りならば、Yシャツも上着もガバッと開くように作られている筈よ♡←ゲス顔
ふはははははは!
まゆ「くっ…ぐふっぐふっ」
あっ、ダメよ顔に出ちゃうわ!
黒死牟「顔が凄い事になっておる…」
縁壱「恐らくは、兄上の隊服姿を想像したのでしょうね」
ざんねーん!縁壱さん込みの想像よん♡
私が一人でニヤニヤしていると、義勇が起きてきて席に着く。義勇の視線が少し痛かったけど気にしないわ!
まゆ「一ノ瀬は産屋敷家に行ったのかしら?」
一ノ瀬は朝から産屋敷家に出向いて、薬や治癒札について交渉しに行っている。OKだったら薬草の調達をしに回るらしい
まゆ「へぇ〜、一ノ瀬も大変ね」
縁壱「善は急げだと、張り切っておられた」
まゆ「せっかちね~」
縁壱「そう言うな…何かしなければと思っておられるのだろう」
私と縁壱さんは一ノ瀬の話題で盛り上がるが、残りの二人は静かに食べている
よくよく見たら私を除いた三人って、ご飯食べる時にしろ何にしろ行儀が良いわね…見習わないと(汗)
えっ?四十億年も生きてきて何も学んで無いんじゃないかって?失礼ね…ちゃんと学んだわよ!『愛こそ全て』『義理人情を大切に』って♡
この世は色んな愛が溢れている。だからこそ、大切にしたいって思って人として生まれたの
その中で、継国家の兄弟に恋を覚えたわ!まぁ…食事マナーは覚えないけど(汗)
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