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【鬼滅の刃】過去も未来も〜R18〜【継国兄弟】

第20章 LOVE×中毒






食事が終わって四人で御茶をしていると、巌勝さんが義勇に凄く言い難そうな様子で話を切り出す



ハラハラするよぉ〜



黒死牟「冨岡殿、話が有るのだが良いだろうか…」

義勇「はい…」



その様子を固唾を呑んで見守る。『巌勝さん頑張って』と小さな声で言うと、巌勝さんは私をチラリと見て首を一度縦に動かした



黒死牟「これは昨日、まゆが冨岡殿の傷を治した話と繋がる話だ…」

義勇「そう言えば…俺は鬼に肩を斬られて深手を負っていた筈…」

黒死牟「そうだ。あれはまゆの治癒の力によるもの…」

まゆ「巌勝さん文珠使おう。伝えたい事だけを想って念を込めるの。終わったら義勇に渡せば良いわ!発動は私がするわね」



私は巌勝さんに文珠を一つ手渡した。映像有りでも四百年分から大部分を端折って必要な情報だけ伝えるのならば『伝』の一文字で大丈夫な筈だから



黒死牟「ありがとう。では冨岡殿、これを…」



義勇が巌勝さんから文珠を受け取ったのを確認して発動させた。あっ、言うの忘れたけど卑猥な情報はないわよね?



義勇「………そんな…巌勝殿が鬼…上弦の壱……まゆが高位の魔族…………でも人を喰っていない…守る為……一妻多夫!!…………信じられない………しかしっ………」

黒死牟「冨岡殿、これだけは分かってほしい。私は誰かを守る為に…まゆと共に生きていく為に刀を振るう……」



義勇は暫く黙り込み、私達に緊張が走る



私は『お願い義勇、私達を信じて……』と祈るように隊服のスカートの裾をギュッと握った



義勇「……俺はっ、俺は三人を…信じる。上手く言えないが…信用出来ると思う。他言はしない…」

黒死牟「ありがとう…」



私と縁壱さんは嬉しさのあまり、ギュゥっと抱き合って歓喜した。私のテンションは巌勝さんに告白された時と、縁壱さんと結婚が決まった時くらいに高い



縁壱「冨岡殿、ありがとう。これから宜しく頼む」

まゆ「義勇大好きっ!」

義勇「っ…………」

黒死牟「これは、義勇ありがとう!と言う意味だ。まゆは興奮すると語彙力が旅に出てしまうのだ」

義勇「(だろうと)思った…」



ハァ~どうなる事かと思ったけど良かったわ!あっ、これは言っておかないとね…



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