第20章 LOVE×中毒
・
まゆ「う、うん…」
了承しちゃった☆あははははは…
黒死牟「目ではなく…脳裏に焼き付けよう…」
縁壱「胸をちゃんと弄るのだぞ?顔をこちらに向けてくれ」
その後、自分で自分を慰める会が盛大に執り行われた。巌勝さんと縁壱さんが、私を凝視しながら自分を慰めている姿が少し怖かったわ…言えないけど(泣)
散々シタ後、私は文珠を使って十三歳おこちゃまの姿に戻って寝た。これさ、時々どちらかに要求されるパターンじゃない?
この似てないようで似てる二人は満足そうに寝ている。私は、度々これがあるのか、と思い頭を抱えつつも眠りについた
まゆ「怠い…寝よ………」
朝起きたら案の定二人は居ない。居間に行ったら妙にスッキリした顔で「おはよう」と口付けをされた
縁壱「おはよう、もうすぐ朝餉が出来上がるから座ってなさい」
黒死牟「おはよう、昨晩は真に良かったぞ」
なーんか解せない。乗ってしまった私も悪いけどさぁ…
まゆ「おはよう…」
確かに二年はダメなのはわかってるわ。でも、昨日のアレは抜け道的なものの様な気がするわ…。殿方ってそうやって抜け道を探すの上手くない?
黒死牟「顔色が優れないがどうかしたのか…?」
縁壱「昨晩は疲れたのだろう。朝餉を食べたら少し寝なさい」
違うわよ!
まゆ「大丈夫よ。義勇は?」
そう云うことで抜け道を作るのが上手いって事は結婚して私に飽きたら、悪知恵働かせて、私にバレない様にとか………?
黒死牟「まだ寝ておる」
縁壱「準備が終わり次第起こしに行く。昨日の今日だから辛いだろう」
まゆ「そっか…。そうだよね!」
あぁぁぁ、ダメダメ!疑心暗鬼になったらダメよね。何で今世は、そんな事ばかり考えちゃうのかしらね。考えたくないのに…
私は欲にまみれた悪魔…そう、本物の悪魔だから底知れない欲がある
『二人の目に映る女は私だけで良い』なんて、我儘よね。だって巌勝さんと縁壱さんは、こんなにも美丈夫で優しいのだから…誘惑もイッパイある筈だわ
だけど私は、それが許せないの。四百年も前から変わらない…言い寄る女達を、片っ端から消し炭にしてやりたくなるのよ
・