第20章 LOVE×中毒
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私は嬉しくなり、巌勝さんに抱きつく
まゆ「巌勝さん!超好きっ♡」
黒死牟「ん、私もまゆが好きだ…」
槇寿郎「いきなりどうした!?」
巌勝さんは私を抱き返して額に口付けをくれた。上目遣いて見上げると、私をギュッと抱き締めて頬に口付け。あーあ、もっとしてほしいなぁ…
縁壱「気持ちが昂ると大体こうなります。要するに冨岡を認めてくれてありがとう、と云う意味です」
槇寿郎「そ、そうか…確かに幼い頃から興奮すると語彙力が何処か行くのは知ってるが、ここまでとは…」
元々無いわよ、そんなもん。一ノ瀬が呆れて怒らない位に無いのよね(笑)そう言えば一ノ瀬は何処行ったのかしら
まゆ「巌勝さん抱っこぉ~♡」
黒死牟「お義父さん、今この場でまゆを抱っこしても良いでしょうか」
槇寿郎「俺の呼び方が変わって…。ゴホンッ…好きにしなさい………(接吻まで見せておきながら、よく言うわ!うむ、考えるだけ無駄だった!)」
父上がゲンナリしちゃってるわ(汗)でも許可が得られたから良かった♡
まゆ「もっとギュッてして♡」
黒死牟「あまり、お義父さんの前ではダメだぞ?」
縁壱「兄上、お義父さんの前でまゆの胸を擦るのはどうかと…」
擦る!?今は揉めるほど無い!と言う事よね………
槇寿郎「巌勝殿、まゆ、二人の世界に入るんじゃない!擦る…まぁ、ねぇけどな」
まゆ「ムキーっ!巌勝さん、約束してた魔族姿見せるわ!!」
黒死牟「何故に今なんだ!?後でジックリと見たい!!」
巌勝さんが何か言っているけど、私は悔しさのあまり五つの文珠を使い『魔/族/姿』と文字を込めて発動させた
眩い光が私を包み、やがて収まっていく
まゆ「うっふぅ~ん♡どうかしら?」
私は胸を突き出して悩殺ポーズをとる。父上と巌勝さんは目を丸くして口をポカーンと開けている
縁壱さんは驚かない。まっ、四百年弱この姿の私と一緒に居たからね♪
黒死牟「まゆの馬鹿ぁー!」
巌勝さんが三角座りで泣き始めてしまったのは、多分アレがアレしたんだと思うけど…魔族姿を見たいって言ったのは巌勝さんよ?
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